「令和2年度の世田谷区について」
① 世田谷区の最低賃金(労働報酬下限額) 1130円に
公契約 (行政の結ぶ全ての契約) における世田谷区の最低賃金ともいえる労働報酬下限額に関しては議会で何度も下限額の引き上げを質疑し要求してきました。 令和2年4月1日より時給1130円に引きあがることになり、ようやく高卒初任給の時給換算分の水準に到達することができました。 地方自治体でも最低賃金に影響を与えることが出来ると証明できた案件でしたが、 まだまだ道半ばです。 今後も公契約条例の実効性を担 官製ワーキングプアをなくし、 内需拡大を目指して取り組んで参ります。
② 世田谷区の財政と藤井まな令和2年度の政策
世田谷区令和2年度の予算は3277億円となり人口増加で昨年度比2.6%増となりましたが、ふるさと納税の影響は70億円の減収になるとみられ、 大変厳しい財政状況となっています。 藤井まな は今年度も区民の生命と財産を守るための地震・台風対策やSDGsの考え方をもとにした持続可能な成長ができる世田谷区を目指して政策立案を行ってまいります。 また、 ライフワークである障がいを持った子ども達・医療的ケアが必要な子ども達の環境整備に関しても引き続き力を入れて取り組んで参ります。
③ うめとぴあ、 児童相談所、オリンピック・パラリンピック
4月1日より梅丘に福祉保健医療の総合拠点「うめとぴあ」がオープンします。 すでに開所している民間棟での高齢者・障碍者施設に加え保健センターや認知症サポートセンターなど福祉の一大拠点としての機能が始まります。 また同日、児童相談所が東京都から23区で初めて移管されます。 近隣区では虐待死亡事件も起きていますが、よりきめ細やかな対応で子どもの命を守ります。 オリンピック・パラリンピックに関しては7月10日に聖火リレーが駒沢公園から馬事公苑まで行われ、前後にはアメリカオリンピック代表団のキャンプも総合運動場で行われます。 パラリンピックの聖火リレーも8月24日に開催です。
2020年令和2年 第1回 定例会一般質問
質疑 その① 防災三者協定
藤井まな: 地域住民とマンション、 世田谷区による地震災害、 台風災害の両方を想定した防災三者協定の締結を提案致します。 マンションの共用部などに地域の方々の避難スペースにする協定を結び、 世田谷区はマンションを避難所として支援物資を提供するなどの協定となります。 新しいマンションは耐震構造が十分であり、水害時には垂直避難が可能なため安全な避難所となり得る。 この協定は地域住民とマンション住民の双方にメリットがあり、協定を結ぶことによりあまり交流のなかった地域の人々の間に交流の機会が生み出されます。 区の考え方をお聞かせください。
世田谷区: 区としても町会とマンションがより交流を深め、お互いの強みを補完し合うことで、災害に強いまちづくりを進めていく必要があると考えております。 今後、総合支所、 まちづくりセンター、住宅担当所管などと連携しながら防災三者協定の事例紹介をするなど大規模災害時における共助の取り組みを目指してまいります。
質疑 その② 医療的ケア児の政策について
藤井まな: 医ケア児のために学童やBOPに看護師を配置せよという前回の質疑では安全確保の問題などで不可能との答弁でした。看護師配置を引き続き主張していきますが飽和状態であることを考慮すれば、働く保護者の観点を含めた放課後デイサービスを増やしていく政策を強力に前進させていただきたいと思います。 区はどうお考えでしょうか? また、保護者は看護師を見つけることに大変な苦労します。看護師を探すこと保護者だけに求めるのではなく、区も努力をしてほしいとの声を聴きます。世田谷区内で看護師を求める全ての人向けに看護師人材バンクの設置を求めますがいかがでしょうか?
世田谷区: 放課後デイに就労しながら医ケア児を育てる保護者から就労を支える学童クラブのような機能を求める声があることは認識しております。 家族会や支援期間からの意見も伺いながら検討してまいります。 また、看護師バンクは業務上の責任、 緊急時の連絡体制など課題が考えられますが、医療的ケアの担い手を増やす方策を含め検討を進めてまいります。
質疑 その③ 世田谷の新たな魅力を活かした観光振興について
藤井まな:世田谷区の魅力発信は不十分であり、特に足りないものは新しいコンテンツの魅力を伝えることだと感じています。 経堂にはビール醸造所、 三軒茶屋にはフランスで日本酒作りに挑戦するお店が存在しています。 しかし、 世田谷区にはナイトタイムエコノミー政策という発想はなくまったくアピールできていない。さらに、世田谷区はアニメの聖地やドラマのロケ地などの多くのキラーコンテンツを抱えているのにも関わらず活かしきれていない。 区のブランドイメージを向上されるための戦力を再考し、さらなる魅力発信に繋げることを提唱致しますが区の考えをお聞かせ下さい。
世田谷区: 世田谷の魅力発信をしていくことは大変重要であると認識しています。 話にありました夜間帯の観光は特に外国人への訴求力が高いと考えています。区内には地ビールの醸造所やアニメやドラマの聖地、個性的な飲食店や銭湯など観光客が楽しめるコンテンツが点在しています。 今後は様々な方に魅力を感じてもらえる取り組みについて検討してまいります。
台風被害からの教訓コーナー
2020年も引き続き災害・防犯・オウム問題対策等特別委員会の委員長を拝命しています。 災害対策に最も力を入れて取り組んでまいります。 昨年の台風19号では多くの家屋に浸水被害が出ました。 区では検証委員会を立ち上げメカニズムの解明と対策を検討しています。 また避難所では備蓄などの問題もあり議会で質疑を行ってきました。 再び大きな被害が起きないような取り組みを提言していまいりたいと思います。 災害対策へのご意見・ご要望、お待ちいたしております。
藤井まなの世田谷活動日記
1枚目の写真は公契約条例シンポジウムに出席し会派を代表して挨拶しているところです。 この場で頂いたご意見を元に議会で質問致しました。
2枚目は衆議院議員手塚よしおタウンミーティングで区政報告をしているところです。今年もタウンミーティングを多く開催して区政報告を行いたいと思います。
3枚目は駒沢小学校でのもちつきです。 できる限り地域のイベントに参加して懇親を深め地域の皆様の声を区政に届けられるように活動してまいります。
4枚目は雪国ボランティアの写真です。 国内でも有数の豪雪地帯である新潟県柏崎市高柳町へ行き、 高齢者の方の雪かきをお手伝いしてきました。